Cloudflare のドメインをスターサーバーで利用する

Hitoshi Arakawa | 2024/01/13 Sat 11:28

Google Domains で管理していたドメインを Cloudflare に移管したと書いた。

Google Domains のドメインを Cloudflare に移管する
https://www.hitoshiarakawa.com/blogs/2024/2024-01-12_transfer-a-domain-from-google-domains-to-cloudflare/

このドメインはもともとレンタルサーバーのスターサーバーで利用していたものだ。

Google Domains でドメインを管理していたときはネームサーバーをスターサーバーのものに設定し、DNS はスターサーバーの自分に割り振られた IP アドレスに A レコードを向ければよかった。

しかし Cloudflare に移管した関係で DNS の設定が混乱し、サイトにアクセスできなくなったりメールの送受信ができなくなった。

他のドメインレジストラとは違う Cloudflare 独自の設定があったりしてややこしかったが、最終的にはこれまで通りスターサーバーでドメインを使えるようになったので、その設定方法をメモしておく。

まず Cloudflare ではカスタムネームサーバーを使うには有料の Business プランに加入する必要がある。でも Free プランで使いたいので、Cloudflare のネームサーバーを使うことにした。

該当のドメインが example.com だとすると、スターサーバーでは example.com および www.example.com を利用したい。その場合、「Cloudflare>Websites>{該当ドメイン}>DNS>Records」に以下を記入する。

(1つ目)
Type:A
Name:example.com(@ と入力して保存すると、example.com という表示になる)
Content:{スターサーバーの IP アドレス}
Proxy status:DNS only(Proxy をオフにする)
TTL:Auto

(2つ目)
Type:A
Name:www
Content:{スターサーバーの IP アドレス}
Proxy status:DNS only(Proxy をオフにする)
TTL:Auto

またメールの送受信をするために、同じく「Cloudflare>Websites>{該当ドメイン}>DNS>Records」に以下を追記する。

Type:MX
Name:example.com
Content:example.com
Proxy status:DNS only(自動で設定される)
TTL:Auto
Priority:0

なお、スターサーバーでメールの送受信をすると、Cloudflare の Email Routing は同時に使えないようだ。

反映まで少し時間がかかる。

参考:
ネームサーバーの設定 | レンタルサーバー【スターサーバー】
https://www.star.ne.jp/manual/domain_nameserver.php

【スターサーバー】他社管理の独自ドメインで、メールサーバーを使う方法 – ブログ運営のためのブログカスタマイズ
https://blog.z0i.net/2018/09/starserver-mail.html

MXレコードとは? 仕組みと設定例、確認方法まで解説 - ベアメールブログ
https://baremail.jp/blog/2022/05/31/2502/

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