スマートフォンはその画面の小ささからも明らかなように、そこでできる作業は限定される。そこから何かを生み出すことよりも、見たり読んだりする「消費」が中心になる。
YouTube が分かりやすい。YouTube をいくら見ても何も生まない。ただの消費だからだ。テレビと同じだ。偉くなった、賢くなった、楽しんだ、気がするだろうが、ぼんやり眺めている限りすぐに内容を忘れるし、1年後に「あのとき見て良かった!」と言える YouTube やテレビがあるだろうか。
消費ばかりしていると企業の言いなりになる人間になるだけだ。頭は悪くなり、お金はなくなり、太る。
ラーメンを何百杯食べても消費の域を出ない。ラーメン屋を始めることで生産者になれる。
読書は一見消費のようだが、コンスタントに自己対話をしながら、終始考えながらでないと内容が頭に入らない。ぼんやり読書なんてできない。主体的な行為だ。
(特に小説以外の読書では)読書で培った思考力は「投資」になる。将来の生産に繋がる。
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