iPhone SE(第2世代)でのデュアル SIM 運用

Hitoshi Arakawa | 2024/10/15 Tue 04:36

僕は iPhone SE(第2世代)でデュアル SIM を使っている。物理 SIM と eSIM でどちらも IIJmio だ。

(ちなみに僕が使う iPhone は言語を英語にしていて、以下の説明でも英語表記で示す。)

iPhone SE(第2世代)は複数の APN 構成プロファイルを同時使用することができないようになっている。IIJmio は APN 構成プロファイルを必要とする。たとえ同じ IIJmio であっても、iPhone で「設定アプリ>Cellular>Cellular Data」を物理 SIM と eSIM で入れ替えると毎回 APN 構成プロファイルの再インストールが必要となる。

Cellular Data を切り替えるたびに APN 構成プロファイルをインストールし直す手間をなくすには、少なくとも一方の SIM を APN 構成プロファイルが不要な回線に切り替える必要がある。とりあえず僕はそう頻繁に切り替える必要がないので、毎回 APN 構成プロファイルをインストールし直しているが。

さて、iPhone SE(第2世代)でデュアル SIM 運用をする場合、それぞれの SIM に対しての SMS の送受信テストをしてみた。通話テストではなく SMS のテストをしたわけは、僕が使う物理 SIM はデータ SIM(SMS 付き)であり、通話はできないからだ(eSIM は音声 SIM)。

テストするために、送受信相手として別の iPhone(HIS モバイル回線)を利用した。

その結果、物理 SIM も eSIM でも SMS の受信ができた。つまり iPhone の設定で Cellular Data に指定しない回線でも SMS の受信ができるということだ。

一方送信に関しては、Cellular Data に指定しなければ HIS モバイルには届かなかった。つまり、指定していない回線から送信したいなら、また Cellular Data の指定を切り替える必要がある。そして前述のとおり IIJmio の場合、APN 構成プロファイルの再インストールが必要となる。

なお音声会話についても一応テストした。iPhone の設定で Default Voice Line を音声 SIM 側に指定していれば、Cellular Data に別の SIM を指定していても発信ができた。APN 構成プロファイルとはデータ通信および SMS だけに関係することであり、音声会話は APN 構成プロファイルが必要ないということだろうか。今度音声 SIM 2枚を用意できたら、そのあたりも実験して調べたい。

参考:
【最強の組み合わせ紹介】楽天モバイルのデュアルSIM、サブ回線を徹底解説! | ラクシム
https://mobiles-sim.com/rakuten-mobile-dualsim/

【デュアルSIM】iphoneで同時待ち受け可能な機種と設定方法を紹介! - 専業主夫の超節約術
https://www.setsuyakujutsu.com/entry/iphone-dualsim

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