Docker 版 Mattermost のサーバー移行

Docker で Mattermost を構築したことを書いた。

Docker で Mattermost をインストールする｜荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/n04b02119fca9

その後 VMware ESXi 上の Ubuntu で Docker の Mattermost を運用していたが、Slack をメインに使うことにしたので Mattermost は使わないことにした。

構築した Mattermost は過去のメッセージを参照する場合もある。そこで Mac のローカルに移行して必要なときだけ Docker で立ち上げることにした。

すなわち VMware ESXi から Mac へ Docker の Mattermost を移行することにした。

移行元：

移行先：

作業環境：
・macOS Sequoia 15.0.1（英語環境）

（１）移行元 Docker のコンテナの移行方法は以下の１～５と同じだ。

ただし Mattermost は Mattermost 本体と PostgreSQL の２つのコンテナがあるので、それぞれをイメージ化、圧縮、転送する。

そして VMware ESXi の Ubuntu から Mac への転送（＝ダウンロード）は scp コマンドを使えばいい。

$ scp {Ubuntu ユーザー名}@{Ubuntu のIPアドレス}:/home/{圧縮ファイルまでのパス} /Users/{Mac のユーザー名}/Desktop

（２）Mattermost ボリュームの転送は以下の２～５と同じだ。

Docker の環境移行【 Dokuwiki 編】｜荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/n8bbe1d3a0771

（３）Mac で Mattermost のディレクトリーに cd で移動する。

（４）docker-compose.yml では postgres: の image: を１の PostgreSQL のイメージ名に、mattermost: の image: を１の Mattermost のイメージ名に変更する。

（５）Mac では必要なときだけ Mattermost の Docker を立ち上げたい。そのため、.env の RESTART_POLICY= を restart-always から unless-stopped に変更した。

（６）以下のコマンドで Docker を立ち上げる。

$ sudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.without-nginx.yml up -d

ブラウザで http://localhost:8065 にアクセスすれば、Mattermost が使えるはずだ。

Docker の停止は以下。

$ sudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.without-nginx.yml stop

参考：
SCPコマンドでローカルのファイルをサーバにアップ＆サーバ上のファイルをDL #Linux - Qiita https://qiita.com/ritukiii/items/c724f09fe66fedf2618b

Amazon.co.jp: 新しいLinuxの教科書　第２版 eBook : 三宅英明, 大角祐介: 本
https://amzn.to/49vY5Mb