Dabble と LivingWriter を試した

Hitoshi Arakawa | 2025/03/21 Fri 04:31

僕はブログの執筆に Scrivener を利用している。

#1 Novel & Book Writing Software For Writers
https://www.literatureandlatte.com/scrivener/overview

Scrivener はすばらしいアプリだ。ブログの執筆どころか、本一冊書くときでも役に立つ。スイスイ書ける。

しかしその最大の問題点はモバイルで書けないことだ。一応 iOS/iPadOS 用のアプリはあるが、簡単に同期ができない。ファイルを転送してやり取りするしかない。

僕は Scrivener は家の Mac で書くときしか使わず、外出先では Google Keep に原稿を書き、自宅で Scrivener にコピー・アンド・ペーストしている。

でも家と外出先でシームレスに執筆作業をしたい。電車の中やカフェで執筆することはよくあるからだ。

そこで Scrivener の代わりとなる執筆ツールをいくつか試してみた。

まず Dabble というアプリだ。

Dabble Book Writing Software ― Dabble
https://www.dabblewriter.com/

これはクレジットカード情報の入力なしに、試用ができる。しかし少し使ってみると、すごく使いにくい。まず僕が愛用する Mac の Arc ブラウザーで使おうとしたら動かなかったので Safari で試した。インターフェイスや使い勝手がゴチャゴチャしていて執筆には向かないと思った。

すぐに解約しようとしたが、解約方法が見つからなかった。サポートに問い合わせないと解約できなさそう。クレジットカード情報を登録していないし、メールアドレスも匿名転送サービスを利用しているので、アカウントを放置してもいいかもしれない。

次に LivingWriter というアプリを試した。

LivingWriter: Where Great Books and Screenplays Live
https://livingwriter.com/

これもクレジットカード情報の入力なしに試用ができる。さらに iPhone や iPad ではブラウザではなく、専用アプリが用意されている。というか、ブラウザで開くと「アプリでないと編集できない」と表示される。

インターフェイスも悪くない。やや曲があるが Dabble ほど使いにくいわけでもない。

ただし iPhone アプリだけ妙に同期が遅い(iPad だと速い)。アプリのせいではなく端末のせいかもしれないが、iPhone でサクサク同期できないと外出先での執筆がスムーズにできない。これは致命的な問題だ。

LivingWriter もやめることにした。こちらは簡単に解約ボタンが見つかった。

NovelPad という類似アプリも試そうと思ったが、こちらはもともと iPhone では書けないようなので諦めた。

NovelPad: Simplify Your Novel Writing Process
https://novelpad.co/

Dabble も LivingWriter も海外アプリだけあって、文字数のカウントができず単語数のカウントになってしまう。またどちらも改行やスペースの表示ができない(改行は表示できるが表示が少し変)。ブログ用の文章でコードをバリバリ書く僕にはそういった編集記号の表示も大事だ。

結局 Scrivener のすばらしさを確認しただけだった。今後も外出先では Google Keep で書いて、それをコピー・アンド・ペーストするしかないようだ。

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