Ubuntu に Resilio Sync をインストールする方法について書いた。
Ubuntu に Resilio Sync をインストールする2|荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/n1f65c48bd1f3
今回は同じことを docker-compose でやってみた。
環境:
・macOS Ventura 13.5(英語環境)
・VMware Fusion 12.0.0
・Ubuntu Server 22.04.3
・Docker 24.0.7
(1)Ubuntu に Docker と docker-compose をインストールしておく。
Ubuntu に Docker と docker-compose をインストールする|荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/na806c9f3c3fb
(2)ディレクトリを作成して移動。
$ mkdir resilio
$ cd resilio
(3)docker-compose.yaml を作成し、以下のように記述する。
services:
resilio-sync:
image: lscr.io/linuxserver/resilio-sync:latest
container_name: resilio-sync
environment:
- PUID=1000
- PGID=1000
- TZ=Asia/Tokyo
volumes:
- ./config:/config
- ./downloads:/downloads
- ./data:/sync
ports:
- 8888:8888
- 55555:55555
restart: unless-stopped
これでこのあと resilio ディレクトリ内に config、downloads、data ディレクトリが作成される。
(4)コンテナを立ち上げる。
$ sudo docker-compose up -d
ブラウザで以下の URL にアクセスし、最初にユーザーの作成をする。
http://{サーバーの IP アドレス}:8888
Resilio Sync が問題なく使えるようになった。同期するディレクトリは /sync を指定すればいい。
コンテナの停止は以下。
$ sudo docker-compose stop
*
同期するディレクトリを resilio の外のディレクトリにしたいことはあるだろう。例えば以下で AAA/data2 と同期したいような状況だ。
resilio
├── docker-compose.yaml
├── config
├── downloads
└── data
AAA
└── data2
この場合、docker-compose.yaml で volumes: の部分を以下のように書き換えればよい。
変更前:- ./data:/sync
変更後:- ../AAA/data2:/sync
参考:
linuxserver/resilio-sync - Docker Image | Docker Hub
https://hub.docker.com/r/linuxserver/resilio-sync
Amazon.co.jp: Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門 改訂新版 eBook : 山田 明憲: 本
https://amzn.to/3W91Cv3