docker-compose で Resilio Sync を立てる

Hitoshi Arakawa | 2024/04/23 Tue 04:02

Ubuntu に Resilio Sync をインストールする方法について書いた。

Ubuntu に Resilio Sync をインストールする2|荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/n1f65c48bd1f3

今回は同じことを docker-compose でやってみた。

環境:
・macOS Ventura 13.5(英語環境)
・VMware Fusion 12.0.0
・Ubuntu Server 22.04.3
・Docker 24.0.7

(1)Ubuntu に Docker と docker-compose をインストールしておく。

Ubuntu に Docker と docker-compose をインストールする|荒川仁志
https://note.com/hitoshiarakawa/n/na806c9f3c3fb

(2)ディレクトリを作成して移動。

$ mkdir resilio
$ cd resilio

(3)docker-compose.yaml を作成し、以下のように記述する。

services:
  resilio-sync:
    image: lscr.io/linuxserver/resilio-sync:latest
    container_name: resilio-sync
    environment:
      - PUID=1000
      - PGID=1000
      - TZ=Asia/Tokyo
    volumes:
      - ./config:/config
      - ./downloads:/downloads
      - ./data:/sync
    ports:
      - 8888:8888
      - 55555:55555
    restart: unless-stopped

これでこのあと resilio ディレクトリ内に config、downloads、data ディレクトリが作成される。

(4)コンテナを立ち上げる。

$ sudo docker-compose up -d

ブラウザで以下の URL にアクセスし、最初にユーザーの作成をする。

http://{サーバーの IP アドレス}:8888

Resilio Sync が問題なく使えるようになった。同期するディレクトリは /sync を指定すればいい。

コンテナの停止は以下。

$ sudo docker-compose stop

同期するディレクトリを resilio の外のディレクトリにしたいことはあるだろう。例えば以下で AAA/data2 と同期したいような状況だ。

resilio
├── docker-compose.yaml
├── config
├── downloads
└── data
AAA
└── data2

この場合、docker-compose.yaml で volumes: の部分を以下のように書き換えればよい。

変更前:- ./data:/sync
変更後:- ../AAA/data2:/sync

参考:
linuxserver/resilio-sync - Docker Image | Docker Hub
https://hub.docker.com/r/linuxserver/resilio-sync

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