以前 ‘So so.’(まあまあ)と答えることは、ネイティブからすると不自然だと書いた。
学校で習う英語は必ずしも正しくない | 荒川仁志 公式サイト
https://hitoshiarakawa.com/blogs/2024/2024-10-04_do-not-say-long-time-no-see/
‘So so.’ は学校で習うからだけでなく、<曖昧に答えられるから便利な表現>であることも日本人が多用する理由だと思う。
でも現実としては、例えば ‘How are you?’(調子はどう?)と聞かれて「まあまあ」と答えられたらどう思うだろうか。「何か嫌なことでもあったの?」「体調が悪いの?」と聞かざるを得ない。
日本人的には曖昧に答えたはずが、ネガティブな方向に会話が進んでしまう。テンションが下がる。微妙な空気になる。
ネイティブ同士の会話を聞くと、‘How are you?’ ‘Vey well, thank you.’ と流れるように言っている。要するに調子はどうかと聞くのは、本当に調子を聞いているのではなく単に会話の始めの挨拶代わりとしてさらっと流す言葉なのだ。深く考えていない。
なお日本の学校で習う、‘How are you?’ の返事としての ‘I’m fine.’ という言い方も、僕はネイティブが使っているのを聞いたことがない。‘Vey well, thank you.’ の方がずっとネイティブっぽい。
‘How are you?’ ‘Vey well, thank you.’ をセットとして覚えよう。
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