相手視点で話す、書く

Hitoshi Arakawa | 2025/03/31 Mon 04:31

以前近所の病院に行ったとき、待合室で突然話し掛けられた。

「隣りの xyx です。お帽子で荒川さんだと分かりました。」と言われた。隣りの奥さんが話し掛けてきたのだ。

帽子というのは、ディア・ストーカー(シャーロック・ホームズで有名な帽子)のことだ。僕はその目立つ帽子でいつも外出しているのでお隣さんが気付いたんだろう。

その奥さんが偉いのは最初に名前を名乗っていることだ。たとえ隣人でも、そうしょっちゅう話をする仲じゃない。顔を見ても僕が気付かない可能性がある。それを見込んで名乗ったようだ。

このように相手の視点で言葉を選べる人に僕は知性を感じる。「相手に伝わること」を考えられるのが頭のいい人だ。話すときだけでなく、文章でもだ。僕自身もそのことを心掛けている。

サラリーマンに就職したてのころ、「俺の名前は知っているよな」と名乗らない人ばかりだった。名札があるのにほとんどの人は付けていない。新人の名前はみんな知っているだろう。しかし新人からすれば当然大量の人間がいる場所に放り込まれたんだから、すぐに全員の名前を覚えられるわけがない。それでなくても僕は人の顔も名前も覚えるのが苦手なのに。相手の視点を考えれば、毎回名乗るべきだし、名札は常に付けるべきだろう。

僕はそういう連中を反面教師にして、名札は常に付けていたし、いつも名乗っていた。

外部からの電話に出るときも最初に「はい、abc 大学です。」と言うだけの人ばかりだった。僕は「はい、abc 大学 def 課、荒川です。」と言っていた。

周りの人を真似せず、自分が正しいと思うことをしよう。

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