[語学] 必ずしも字幕で英語を学べるわけではない

Hitoshi Arakawa | 2024/01/29 Mon 03:56

昔 “Four Weddings and a Funeral” を観たときだったと思う。

ヒュー・グラントが後悔をして自分の頭を壁に打ち付けているシーンがあった。

その時の字幕が「バカ」となっていた。自分のことを「バカバカ」と言っている状況だからピッタリだった。

僕はその時のヒュー・グラントが言っていたことばが ‘Baka.’ に聞こえた。そうか、日本語のバカは英語でも使われるんだと思った。

その後分かったのが、そのセリフで言っていたのが ‘Bugger.’ だということ。そもそも発音が似ているのも勘違いの原因だけど、字幕が「バカ」となっていたことも原因だ。(おそらく翻訳者はダジャレのつもりでそう訳したんだろう。)

海外映画を日本語字幕で観ても、しょせん字幕は意訳である。必ずしも元の英語と1:1の関係であるとは限らない。今回のような勘違いも起こりうる。日本語字幕で観ることでもって「英語の勉強」と称するのは危険だ。吹き替えで観るよりはマシだろうけれど。

僕は自宅で観る海外映画は吹き替えにしないのはもちろん、字幕も付けない。英語音声のみにしている。僕の英語力ではそれでは分からないこともよくある。でも、字幕に頼っている限り英語力は決して伸びないので、英語音声のみで理解しようと真剣に観る訓練をしている。

Amazon.co.jp: フォー・ウェディング (字幕版)を観る | Prime Video
https://amzn.to/49bf5pg